【糞考察】エルドリッチは女の子説

エルドリッチは女の子

これはエルドリッチが女の子であると信じて疑わない亡者の妄言である。

目次

根拠1
繰り返される物語
DS1~DS3まで繰り返されてきた物語の"お約束"
薪の王の紅一点は誰か?

根拠2
人食いと呼ばれた者たち
シリーズに登場した人食いは皆が女性であった

根拠3
エルドリッチと火守女
エルドリッチと火防女との共通点とは?

結論
エルドリッチは女の子

余談
深みの聖堂に奉られた彫像の正体について


DS3で主人公は「最古の火継ぎの再現」をする。"最古"とは何を示すのかはここでは扱わない。

火継ぎとは
火の時代の存続のために行われる儀式である。DS1で主人公が行った火継ぎは「4つのソウルを集め火の炉の扉を開き、かつて火を継いだ王を殺し、再び火を興す」というものだった。

DS1の4つのソウル
- ニトの王のソウル
- イザリスの王のソウル
- シースの分け与えられた王のソウル
- 四人の公王の分け与えられた王のソウル

DS2の4つのソウル
- 腐れのソウル(古き死者のソウル)
- 忘れられた罪人のソウル(古き魔女のソウル)
- 公のフレイディアのソウル(古き白竜のソウル)
- 鉄の古王のソウル(古き王のソウル)

DS3の4つの王の薪
- 巨人ヨーム
- 神喰らいエルドリッチ
- 追放者ルドレス
- 深淵の監視者
※王子ロスリックは、薪の資格者であり過去作の主人公の立ち位置であるとする。

例外はあるものの、4つの何かを集めるのは約束事となっている。DS2はDS1を踏襲していて分かりやすい。また、4という数の他にも類似している部分がある。

それは紅一点の存在

忘れられた罪人はherと表記されており女性であることがわかる。2週目に手に入るソウルも"魔女"のソウル。これはDS1のイザリスの"魔女"に該当する。

ではDS3での紅一点は誰か…
巨人は性別を描かれていない。
深淵の監視者たちは、ホークウッドを見るに男性の集団である。
ロスリックは王子。
ルドレスは男性であろう。
消去法でエルドリッチが紅一点だと言える。

エルドリッチはOPで「深みの聖者」と呼ばれている。その他には「人喰らい」「神喰らい」などと称号も多い。蕩けた汚泥となる前の性別は言及されていない…


ダークソウルには「人食い」と呼ばれる者たちがいる。人食いは、いずれも女性として描かれている。
- 人食いミルドレッド
- ずた袋をかぶった最下層に住む不死の人食い女
- 狂女イザベラ

またホレイスに代表される「エルドリッチの子供たち」という文言も女性性を想起させる。


火防女と聖者エルドリッチの共通点とは?

火守女の魂は人間性の憑代であり、皮膚の下に無数の人間性が蠢いている。これはイリーナも同様であり常に小さな虫に苛まれている。生贄の道にいる犬のハラワタには無数の蛆虫が詰め込まれている。傍らにはモーンの指輪と点字聖典があり、聖女と騎士が無残な死を遂げたことを物語っている。
このように火守女はその魂と体を蝕む虫(蛆)に苛まれているのだ。
そしてエルドリッチの頭蓋は蛆に蝕まれ、その骨は半ば失われている。

エルドリッチは人食いにより薪の王となった。であれば無数の人間性を取り込んだ事と同義である。大量のソウルと人間性を得て薪の王になったのである。エルドリッチは火防女に準じた存在であり、蛆に苛まれる頭蓋はその証左であると言える。

またエルドリッチの幽閉された深みの聖堂は聖女の巡礼の目的地であると推測できる。その根拠は、ストーリーを進行させると聖堂で聖女たちの遺品が途切れることにある。
- イリーナとイーゴン、聖女のタリスマン(不死街)
- カリムの点字聖典とモーンの指輪(生贄の道)
- 聖女装備一式(深みの聖堂)

聖女イリーナと騎士イーゴンの物語は、女神クァトと騎士モーンの物語をなぞらえていると思われる。これはクァトがDS3で初めて"女"神であるとされ、従者モーンの存在が明らかにされたからである。巡礼とは神話のなぞりであり深みの聖堂は火守女に纏わる神話がある土地だと考えるのが妥当だろう。


  • 集める薪の王には慣例に従って紅一点が存在する
  • 人食いは常に女性として描かれてきた
  • 蛆にまみれた頭蓋は火守女と同質の存在であることを示す

以上の3点から聖者エルドリッチは女の子であり、アノロンの廃聖堂で灰の人が見えたものは

病床にあるグウィンドリン(男の娘)を、いままさに喰らおうとしているオネショタの姿だったのだ!!


エルドリッチ女の子説は冗談で作った考察である。
数々の考察を見るうちに、深みの聖堂の彫像をベルカやクァトと断じて根拠とするものが見受けられた。ならば彫像はエルドリッチだと解釈してもイケるのではないか? この考察はそのような不純な動機によって生まれた。

初期案では、深みの聖堂の宗旨替えから考察を組み立てた。
建物の構造は、聖堂がエルドリッチの為に建設された事を示唆している。本来の正面玄関であろう二重の大扉(二股槍がある場所)、そこから中央の広間で彫像に祈りを捧げる。その先に収められているのはエルドリッチの棺である。火を継いだ聖者エルドリッチ、その棺を中心に建設された聖堂。そこにある彫像は偉人であるエルドリッチ本人のものである。それ故に打ち壊されることはなく、布をかけるに留まり、未だ深みの主教たちは彫像に祈りを捧げているのだ…という論理である。

冗談で始めた考察であったが、他の考察をしているうちにエルドリッチが女の子である根拠が揃ってきてしまった。ダクソはギャルゲーなので致し方ないところである。