目次
ARMORED CORE VI
ELDENRING
エルデンリングの各用語の解釈
・エルデンリングと律
・外なる神と大いなる意思
・神人とデミゴッド
王と獣
陰謀の夜を読み解きたい
カーリア王家と原輝石
ブライヴの物語
祖霊の民と緋色の雫
坩堝と黄金樹の成り立ち
インタビューまとめ
Twitterまとめ【ELDEN RING】
DLCを終えてEldenRingの個人的な感想
DARKSOULS
仏教で読み解く はじまりの火と王のソウル
「火の簒奪」と「契りの儀式」とは何だったのか?
フレーバーテキストの"嘘"
【糞考察】エルドリッチは女の子説
ジークの酒とは何か
ベルカと各勢力の繋がり:ロンドール編
ベルカと各勢力の繋がり:深みの聖堂と小ロンド
ベルカと各勢力の繋がり:アルスター編
その他
批評
フロム考察Discord鯖
招待リンクが期限切れの場合は旧TwitterにてDMして下さい。
ナイトレインの世界観考察
はじめに
全ジャーナルを踏破したので、現時点での考えを記しておこうと思う。クリア直後の感想だと思って貰えればありがたい。書き出さない事には頭の中がグルグルになるので、吐き出す事を目的とする。根拠薄弱なところも多々ある。それはそれとして体験から得られた感想であるので大事にしたい。
ナイトレイン発売日:2025/05/30
執筆日:2025/06/13
リムベルドとは
結論
リムベルドとは夜の王を招き寄せるために作られた狭間の地のダミー
原初の夜の王のルーン 原初の夜の王が宿していた 大ルーンと同じ性質を持つもの 挿し木の一族は、長い歳月をかけて備えた 来たる夜を食い止めるには 尋常ならざる策で神を騙すしかない それが、黄金樹の罪を覗き見た 一族に課せられた罰である
挿し木の一族とは白い円卓に座す黄金樹の市民のことだろう。彼等が行った”神を騙す為の尋常ならざる策”がリムベルドという土地にあると考える。狭間の地のダミーを作ることによって、夜の浸食を肩代わりしようとしたのではないか。挿し木とは植物の枝や茎を切り離し、新しい株を増やす事。未確認だがリムベルドの中心には犠牲の細枝があるらしい。本編において犠牲の細枝は古い時代に枝打ちされた黄金樹の一部であるという。
白い円卓で夜の王のルーンを捧げたあと、黄金樹を讃える狭間の地を見ることができる。リムベルドから黄金樹は見えない。つまりリムベルドは本当の狭間の地ではない。夜の王を本来の狭間の地から遠ざけ、招き寄せるための挿し木であり、犠牲の細枝であったのだと言えるのではないか。
犠牲の細枝 折れそうに細い、枯れ枝のタリスマン 死亡時にルーンを落とさず 替わりに、このタリスマンが失われる それは、古い時代に枝打ちされた 黄金樹の一部であるという
夜の王ナメレスが空間を切り裂く演出は、リムベルドとは別時空、本来の狭間の地を目指しているという描写かと思ったりする。結果として切り裂いた先に見えるのは他の夜の王のステージであり、裂け目から見えた景色に応じて属性が付与される。
挿し木の一族
挿し木の一族。白い円卓に座す人物は本編での黄金樹の市民である。布で顔を覆う個体は本編アルター高原の小黄金樹の麓にいる。フィアの霧を使う死に生きる者の信奉者であると思われる。小黄金樹には細枝の割れ雫がある。細枝の割れ雫は犠牲の細枝と同様の効果を持つ。
細枝の割れ雫 黄金樹の恵みが降り注ぐ地に 永き時の末に生じた、結晶の雫 「霊薬の聖杯瓶」に配合し 死亡時にルーンを落とさなくなる ただし、その効果は一定時間で消える
夜渡りと鉄の目
聖律の刃 夜光の騎士、フルゴールの槍の刃片 リムベルドの戦いにより、聖性を獲得している 僅かではあるが、一時的に別の武器へ その力を移すことができるだろう 死に生きる者たちが、聖律により倒されたなら それらが復活することはない
結論
夜渡りたちは死に生きる者たちである。
鉄の目を育成した施設の”百足の申し子たち”は死に生きる者である。
没案(2025/06/13)
鉄の目の前任者"怪物"は円卓に囚われており、普通に殺害しても死ぬことは無い。聖律の刃によって初めて死ぬことができる。本編の死に生きる者とは在り方が違うが、聖律が特効となっているという点において死に生きる者に該当するだろう。加えてエンディング後の円卓にいる人物も聖律の刃を用いて殺害できる。
夜渡りたちは罪人だと言われるが、エルデンリング本編においても死に生きる者たちは罪人として扱われている。ロジェール曰く死に生きる者たちは律の傷に触れてしまった者たち。黄金の律から外れた許されない者として描かれる。
余談だがリムグレイブの呼び水の村近く、Dの足元に倒れる罪人のフードを付けた男。彼の眼はエルデンリングの中では珍しく薄い青い瞳をしている。鉄の目の追憶も印象的な目をしているが…関連を見出せるほど強い根拠はない。
追記
なお災域の侵入NPC鉄の目に死を正す聖律を試みたところ…特に効果はなかった。
追記(2025/06/16)
鉄の目の同輩”怪物”を殺す為には特別な力が必要。夜の力が混じった聖律の刃。であればエルデンリング本編で描かれた死に生きる者たちとは別の要素が関わっているのだろう。夜の力とは何なのか?
・追記(2025/06/18)
没案では夜渡り全員を死に生きる者と定義したが、改めてジャーナル中の台詞などを吟味した結果、鉄の目や怪物が死に生きる者であるという結論に至った。
割れた封蝋にはクロスボウのような紋章と、それを取り囲むようにして百足傷に似た模様が刻まれている。狭間の地に由来するという施設、そして夜を続けるの方法を後見人イゾルデは知っていた。白い円卓に座す人物がフィアの霧を使う市民のようであることを考えると、夜渡りの円卓設立に鉄の目の施設は深く関わっているのかもしれない。
エルデンリング本編との関連性
ナイトレインはエルデンリング本編と関係がない…わけではないが、結論としてナイトレインから本編の内容を考察するのは極めて困難であると言える。リムベルドが挿し木の一族によって生み出された架空の狭間の地であるなら、そこで起きた出来事は本編に影響を及ぼすことはない。加えてそこにある者たちも本編の模倣に過ぎず、忌み鬼や接ぎ木の君主など名を奪われている者たちはオリジナルのコピーでしかないと言える。コピー品が夜に浸食され夜の王に仇なす夜渡りたちと敵対しているという感じだろうか。
手に入る武器もマリケスの大剣や暗月の大剣、神の遺剣などもコピー品あるいは架空の品として扱えてしまう。発売前はマリケスの大剣が落ちていることによって死のルーンが解放された世界観である可能性もあったが、土地そのものが架空ならばなんでもできてしまう。手法としてはダクソ2に近いだろうか。全ての名前が失われ忘れ去られた土地。それより更に遠く、夜の王を騙す為に作られた架空の狭間の地リムベルド。その土地の背景が薄味なところも含めてゲームと世界観のデザインをリンクさせた見事な作りだと言えるだろう。考察勢としては寂しい限りだが…
あとがき
とりあえずはこんな感じだろうか…とりあえず吐き出して、それから逐一更新していく感じにすることにしよう。
王と獣
王と獣
獣集いの鎧 (中略) 獣は英雄に惹かれ、王に惹かれる 故にこれは、王たる英雄の鎧であり ベルナールはそれに相応しかった (後略)
獣は英雄に惹かれ、王に惹かれる。この観点から登場人物たちを見ていくと唐突だと思われていた描写にも一定の法則を見出せる。
ゴッドフレイ
王と獣の関係性を最も端的に、かつ網羅しているのが最初の王ゴッドフレイである。
ゴッドフレイの肖像 (中略) ゴッドフレイは、猛き戦士であった けれど、王となるを誓ったとき 沸々と滾り続ける戦意を抑えるため 宰相の獣、セローシュを背負ったのだ
ゴッドフレイは滾る戦意を抑えるために宰相の獣セローシュを背負った。そしてセローシュを降ろした時、彼は戦士ホーラ・ルーを名乗る。獣を断つことで王たるを止め、一介の戦士となったのだ。
ゴッドフレイとセローシュの関係を整理してみよう。
- 黄金の鬣と黒き爪の獣王セローシュは、後にゴッドフレイの宰相となった。
- 獣と王は元々別個体である。
- 宰相となったセローシュは、ゴッドフレイと半ば一体化している。
- 獣と王は一体化することも、独立して動くこともできる。
- セローシュを背負うと、ゴッドフレイの滾り続ける戦意は抑えられた。
- 獣は王と一体化したとき、王は人格に影響を受ける。
王と獣の関係で留意したいのは、獣が王に惹かれるという自主性だ。この自主性は好意にも悪意にもなるということを意味している。王が獣から受ける影響も良い事ばかりではないということだ。
ライカード
略奪のカメオ (中略) ライカードが背律の冒涜を誓ったとき あらゆる略奪は肯定された 神自身がそうであるように
褪せ人よ、あの槍を振るい、刺し貫いてくれ 大蛇を…、あの忌まわしい化け物を… …かつて、ライカード様の冒涜の野心は、覇王の雄心であった だが、その身を大蛇に喰らわせてから、それは下卑きった貪欲に堕したのだ あれはもう、ライカード様ではない …殺さねばならぬ あのお方の名を、野心を、これ以上辱めないためにも
法務官ライカードは最も強く獣に影響を受けたひとりだ。
略奪のカメオにほのめかされているように、ライカードの冒涜は黄金樹の成り立ちに倣っていると思われる。それを踏まえれば獣と一体化した王に心当たりはないだろうか?
ライカードは大蛇にその身を喰らわせる以前、覇王の雄心を持った人物であった。法務官とは秩序の番人であり、ゲルミアの古い呪術を魔術として蘇らせるなど、理知的で人望もあったようだ。そして蛇と一体化したことによって下卑きった貪欲に堕落する。ライカードは蛇に喰われる以前、確かに英雄であったのだろう。タニスはむしろ蛇と一体化したライカードをこそ好いていたようだが、それはまた別の話。
写し身の雫、王を創らんとした遺物
写し身の雫の遺灰 (中略) 召喚者の姿を模倣し、戦う霊体 ただし、その意志までは模倣できない 永遠の都が、王を創らんとした遺物である
写し身は王の模造品である。しろがね人が写し身の雫に連なる人工生物であることは疑う余地はない。王と獣の関係性を考えた時、王の模造品という性質はしろがね人にも見出すことができる。しろがねの射手と狼、ガイウスと猪。しろがね人の宿痾を助けたのはいつも動物たちであった。
- ラティナ:ロボ
- しろがねの射手:狼
- ガイウス:猪
- ローレッタ:馬
英雄と獣
王と獣、英雄と獣、作中で見られる英雄たちと獣の関係をできるだけ列挙してみよう。
マリカ=ラダゴン:エルデの獣
ラスボスとして対峙する黄金律、ラダゴンはエルデの獣そのものであると言える。だが元々は別の存在であったとも考えられる。ミケラとトリーナのように2つの意思が同居することはありうるのだ。諸説はともかく、王と獣という枠組みにはしっかりと当てはまる。
ラダゴン:ラダゴンの赤狼
英雄ラダゴンに懐いた赤狼
女王マリカ:影従マリケス
マリカは二本指から影従マリケスを与えられている。マリケスはマリカに裏切られてなお、忠義を尽くしている。
ラニ:影従ブライヴ
二本指からラニに与えられた影従ブライヴ。ラニが二本指を拒んだ時、災いとなる者。その逃れられぬ運命に抗った獣。赤目のブライヴは唯一「狼の襲撃」で冷たい魔力を扱い、かつ獣誘いの壺に反応する。
ラダーン:痩せ馬
腐敗に苛まれてもなお、痩せ馬はラダーンの巨体を支えている。
ライカード:ゲルミアの老蛇
ライカードを喰らった蛇。喰らうことで家族になる。タニスもまた喰らうこと選んだ。理解しがたいが、それもまた愛情表現のひとつなのかもしれない。
ゴッドウィン:死竜フォルサクス
竜が獣かどうかは異論もあるだろうが、英雄ゴッドウィンがフォルサクスを友としたことに変わりはない。フォルサクスは死王子となった後もゴッドウィンの内で死に抗い続けた。
ヴァイク:ランサクス
最も王に近づいた者、円卓の騎士ヴァイク。ヴァイクはランサクスの寵愛を受け赤い雷を纏う。
ゴドリック:接がれた飛竜
「…共に末裔たる竜よ」ゴドリックは飛竜を接ぐ。飛竜はすでに死んでおり、ゴドリックを慕っていたか定かではない。ゴドリックを悪く言わないのはモーゴットくらいである。
メスメル:邪な蛇&有翼の蛇
メスメルには邪な蛇が巣食っており、またメスメルの友としてあるのは有翼の蛇。影の城で黄金カバを飼っているなんて噂もある。
マレニア:なしor腐敗の眷属?
マレニアには該当する獣がいない。強いて言うならば一方的に崇める腐敗の眷属たちだろうか。マレニアはミケラの刃を自称しているため、王の器ではないのかもしれない。
宵眼の女王:バルグラム
バルグラムは神人の影従たらんとした狼の戦鬼
プラキドサクス:?
ファルム・アズラは霊廟となっており、そこに暮らすのは獣人たち。
カーリアの女王:狼
レナラは盟約の友を召喚する。4匹の狼、猟犬騎士、トロル、竜。
モーゴットとモーグには該当する獣が居ない。角人たちの文化によれば混じり角≒忌み角を持つ者は霊性が高いとされる。文字通り「王の器」としての適性は高いはずだが…これについては端的な結論は出ていない。
主人公たる褪せ人の獣とは…?
結論:トレント
獣は王に惹かれる。漂着墓地で褪せ人を見出したのはトレントである。メリナは懐疑的ですぐに円卓に導くことはしなかった。それでもトレントは最初から信じていたと言う。エルデンリングは王となる英雄が獣と出会うところから始まっていると言える。そして最後はラダゴンとエルデの獣で締めくくられる。唐突だと思えたエルデの獣との邂逅。王と獣という法則に従えば、対峙は必然だったのかもしれない。
ゴッドフレイは「力こそ王の故」と言ったが、王たる者は獣に惹かれてこそなのだ。ラダーンの王たる資質はその優しさにこそあったのかもしれない。褪せ人と同じ馬(獣)を駆るラダーンこそ、最大の敵役として相応しい。ミケラの王は、果たしてどうだったろうか。
Noメリナ
発売前からずっと…ずっとメリナと契約せずに王になるための道を模索してきた。何故そのルートが用意されていないのか、ようやく腑に落ちた。トレントと出会わない王は有り得ないのだ。
ELDENRING_NIGHTREIGN情報まとめ
ELDENRING NIGHTREIGN情報まとめ
更新履歴
2024/12/16:トレーラー初公開
2025/02/15:ネットワークテスト開始
目次
情報ソース
ゲーム概要
セッションの流れ
夜渡り
実機プレイからわかったこと←New 2025/02/15
情報ソース
NIGHTREIGN公式
※2025/02/12 GamePlayGuide追加
トレーラー映像
ファミ通ー
IGN(英語)
IGN
北尾氏による実機プレイ
ディレクター:石崎淳也氏
ダークソウルでレベルデザイン。ブラボ、ダクソ3、エルデンでバトルを中心に開発。
ゲーム概要
3人協力型サバイバルアクション
1セッション約40分前後
セッションは常にレベル1、初期装備状態から開始
セッションが終了後、報酬”マーク(通貨)”と”遺物”を入手
セッションの流れ
昼→夜(1dayBOSS)→昼→夜(2dayBOSS)→夜の王 戦
一日の終わりにBOSS戦
開始からBOSS戦までは約15分
フィールドを狭める夜の雨(ダメージフィールド)が迫る
夜にダークソウル世界からのゲストも登場
世界観
舞台”リムベルド”
ELDENRINGのパラレルワールド
”狭間の地でかつて破砕戦争があった”という点までは共通
破砕戦争の後、ELDENRINGのストーリーと完全に分岐
夜の王の影響で他世界(ダクソシリーズ)の敵が訪れる
”夜渡り”
プレイヤーキャラクター
キャラクター毎に初期装備にスキル、アーツは固定
キャラクターがクラス(例:追跡者)と紐づいている
公式に情報があるキャラクター
- Wylder(追跡者)
- Guardian(守護者)
- Recluse(レディ)
- Duchess(隠者)
詳細情報のないキャラクター
- Ironeye(仮称:弓使い):弓による弱点付与
- 墓石ジャンプ:墓石を召喚しての大ジャンプ
- 侍:弾き
- 不明:遺灰のような霊体の召喚?
実機プレイ
実機プレイを見てわかった事(2025/02/15追記)
- LvUPによるステータスの上昇値と武器攻撃力の推移
- 武器強化の重要性
- 武器によっては必要Lvが求められる
- 致命攻撃の時の無敵時間の廃止
Wylder(追跡者)
| Lv | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| HP | 400 | 460 | 520 | 580 | 640 | 700 | 760 |
| FP | 60 | 65 | 70 | 75 | 80 | 85 | 90 |
| スタミナ | 58 | 60 | 64 | 68 | 72 | 76 | 80 |
| ==武器1== | ==67== | ==71== | ==74== | ==78== | ==81== | 118 | 122 |
| 武器2 | 41 | 42 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 |
| 武器3 | 64 | 66 | 68 | 70 | 72 | 74 | 76 |
| 武器4 | 40 | 40 | 35 | 35 | 35 | 35 | 35 |
| 武器5 | 35 | 35 | 84 | 88 | 91 | 95 | 98 |
| 武器6 | 19 | 20 | 67 | 68 | 70 | 72 | 73 |
上記の表は北尾氏による実機プレイの時に観測できたステータスの推移
武器1はLv1~5まで同一武器であり、武器3はLv1~7まで変更なし。LvUPによる攻撃力の上昇は小さい。フロムの慣習通りなら武器強化の重要性が増すだろう。強化は鍛石でコモン武器を強化できる。坑道で入手とのことだが、喪色の鍛石も同様だろうか? それともスカラベから入手か? スカラベは地図の詳細を手に入れることで位置を把握することができる。実機プレイではタリスマンを入手していた。
感想 2024/12/16
とりあえず楽しみである。
一応考察系のブログなので世界観についても触れておこう。まず破砕戦争までは共通しているとのことだったので、竜の時代があり黄金樹の時代があり、陰謀の夜を経てエルデンリングが破砕し、そして破片を得た君主たちが破砕戦争を起こした。破砕戦争の結末も同じならばマレニアとラダーンの相打ちによって勝者がいないという事になる。外伝ではあるが、はじめてプレイしても物語の背景がわかるようにしてくれているのなら、エルデンリング本編と別角度で破砕戦争以前の様子が伺い知れるかもしれない。ようするに褪せ人の起こした事件、時系列に干渉を避けたのであってデミゴッド達の神話は引き継ぐということなのだろう。
本題。どうダークソウルの世界と繋がるのか? とりあえずダークソウルの世界観は平行世界を許容している。霊体召喚や幻影などがそれで、ダクソ1のソラールが懇切丁寧に説明をしてくれている。また絵画世界など世界の中に世界があったりする多層構造なため、そこまで他世界と繋がっても違和感がない。対してエルデンリングはどうだろうか? 実はエルデンリングは明確にパラレルの存在を描いていない。エルデの獣戦における沢山の黄金樹の幹などがパラレルを表すフレーバーだろう。それ以外は幻影であったりマルチ要素だが、実は協力者は鉤指とされていて霊体ではない。霊体は遺灰のことで、霊体は状態異常が効かないなど肉体と霊体、魂魄を区別するのがエルデンリングの世界観なのだ。そういった世界観であるから、過去作からシステムは引き継いだが、平行世界の概念までは引き継いでいないのだ。そういったあたり、どのように料理してくれるのか非常に楽しみである。
2025/02/15
公式HPの充実により必要なくなった項目
■遺物
- ”遺物”はパッシブの能力を恒久的に付与
- ”遺物”効果:ステータス、スキル、アーツ、アクションの強化など
- ”遺物”の装備上限は3つ
■アクション
- 廃止アクション
- しゃがみ
- 落下ダメージの廃止
- 装備重量ペナルティの廃止
- 武器の必要ステータスの廃止
- ただしLvによる装備制限あり
- 追加アクション
- 疾走
- 壁蹴り
- 瀕死状態
- 瀕死状態からの復活には味方からの攻撃が必要
- 霊鷹
- 霊鷹を呼べる樹から水平方向へ遠く飛ぶことができる
- 霊脈
- 崖などの高低差を大ジャンプ
■オンライン要素
- 非同期オンライン
- 赤い死体:その場で亡くなった誰かが残した装備を入手できる
- 幻影:他世界のプレイヤーの霊が見える
- コミュニケーション
- ピンとジェスチャーのみ
- メッセージ:なし
■武器
- 武器に3つの要素があり、かつそれらはランダム
- 攻撃力
- 戦技
- 付帯効果
- 付帯効果は所持しているだけで発揮される
エルデンリング 時系列 まとめ
はじめに
この記事は筆者の独断と偏見により製作されたエルデンリングの時系列です。 出来事や時代、個人、種族などで区切られた小さなブロックを大きな流れの中に配置する形式をとりました。
以下は元データ コメント可
EldenRing時系列考察
古遺跡と巨人の時代
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エルデンリングの世界の中で最古の時代を古遺跡と巨人の時代と仮定した。
これには明確なテキストによる根拠はない。
まず「巨人」とは、ケイリッドや禁域、山嶺などにある巨大な骸骨の死体。この地面に埋もれる巨人にとって狭間の地は狭すぎるのではないだろうか。そう考えると、もはや最初にこれらの巨人が狭間の地を形作ったのではないだろうかなどと妄想する。メタ的な知識だが、巨人による創世神話は現実にいくつかあり、その中でも世界樹を頂く北欧神話はエルデンリングの世界観と類似する。よって巨人を最古として配置した。巨人は後に火の巨人、トロルへと分化していくのだろう。
古遺跡はリムグレイブの海岸、ケイリッドの慟哭砂丘、リエーニエの古遺跡の断崖、山嶺、影の地のラウフの古遺跡にある。そして古遺跡の建築様式は火の釜を支える柱であり、火の釜の建造が古遺跡の時代である事が予想できる。
火の釜には滅びの火があり、巨人たちは神事として鍛冶を行う。そういった背景から影の地の鍛冶遺跡も同時代とした。古隕鉄の大剣も元は矢じりで巨人が使ったものと考えられる。火の釜の滅びの火は狂い火とも関係が深そうだ。
うんちく
1977年、ジョージ・R・R・マーティン氏の短編SFストーンシティにて<建造者>なる呼称が登場する。それは様々な文明が行きかうクロスワールドにおいて、ウルの先住民たちが現れた五千年前よりずっと以前から存在した巨大な地下迷宮や都市を建造した者たちを指し示す。しかし<建造者>たちの姿はどこにも無いのだという。
エルデンリングの古遺跡もまた、それを建造をした者たちの姿はどこにもない。
石棺の時代
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石棺をここに置いたのは、これがウル、ウルド王朝よりも古いと推測できるからだ。それというのも、祖霊の祀る石碑と腐敗の湖の大回廊には石の舟のレリーフが刻まれている。レリーフは牛の角を船首に頂くように描かれている。これが影の地の青海岸にある石棺によく似ている。王朝のレリーフが石棺を描いたものなのであれば、石棺は王朝よりも前の時代に流れ着いたものであろうことがわかる。
石棺を時代区分として独立させたのは、死の鳥と霊炎が関わっているためである。死の鳥は外なる神の一柱にも数えられる双鳥に由来し、霊炎は黄金律以前の死を弔うものだ。また石棺の泥濘も穢れた命とされ、その様子はしろがね達に似る部分がある。
霊炎は永遠の都へと引き継がれる。
王朝の時代
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王朝の時代は石板を持った老人の像がある時代。王朝の時代区分の中に椅子廟を置いたが、これは王朝の泥人の魔術の紋章が椅子廟である事から、王朝の時代に椅子廟があり、椅子廟だけが後の時代に引き継がれたと推測したからである。
また泥人の使うシャボンは、かつて訪れた新たな時代の予兆、神託の使者たちのシャボンを模したものではないかと考えている。神託の使者たちは時代が移り変わる節目に現れる人ならざる者たちなのではないだろうか。
王朝の時代の外なる神には腐敗を置いた。これは正直無理やりであって根拠はないに等しい。腐敗の湖には巨大な王朝遺跡が眠っているのが最大の根拠だが、同時に竜人兵などもいる事から薄弱な理由である。サソリと腐敗の関りは影の地で補強されたので、蠍の針を崇める腐敗の眷属たちがいる腐敗の湖と、そこにある王朝建築を同時代とした。キノコの王冠も根拠になるだろうか。
ちなみに祖霊や角人の起源も王朝だと思われる。リエーニエ、結びの教会の北にはウルドの王朝遺跡があり祖霊たちが遺跡の残骸を住処としている。小黄金樹を祀っている様子もあるが、これは角人が交差樹を祀るのと同じで樹木への信仰があることを示す。地下の祖霊の森では王朝の石碑に火を灯すと祖霊の王への道が開ける。各種耐性を上げるタリスマンの角飾りなどからもわかるよう、祖霊と角人は同じ芽吹きを待つ者たちだったのだろう。角人は混じり角を芽吹きとして自らは選ばれた民であると称したが、祖霊たちは永い年月、ただ芽吹きを待ち続けているのだ。
ちなみにモーグウィン王朝は、この王朝の時代の復興を目指したものであると思われるので王朝の時代には含まれない。姿なき母は分からん。
うんちく
古遺跡の時代で悪神あるいは狂い火、石棺の時代で死の鳥、王朝の時代で腐敗、または姿なき母。外なる神と呼ばれる者のほとんどが登場した。仮にこの時代区分が正しいのならば、外なる神とは「黄金樹の理の外にある神」という意味なのではないだろうか?
うんちく
王朝遺跡の爺像の足元にある石板は、現実のバビロニア粘土板の世界地図である。これはバビロニアの神話の世界観を表したものである。石棺の時代は不明だが、世界樹と巨人の北欧神話、古代バビロニア、黄金樹と影の樹も含めるならセフィロトとクリフォト。これだけでエルデンリングの世界観が現実のあらゆる神話をモチーフにしている事がわかる。もう一歩踏み込めば、他の神話を黄金樹という神話が塗りつぶしたのがエルデンリングの世界観なのではないだろうか。
竜の時代~永遠の都の時代
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竜の時代が古遺跡、石棺、王朝よりも後になったのは…なんとなくだ。理由をつけることはできるが、長くなるうえに回りくどい。
ひとつは古竜から飛竜、竜餐の流れが比較的はっきりとしている事。もう一つは骨の獣人が太陽の都の存在を示し、夜と炎、月と火が常に共にあったのだと影の地で示されたことで、夜と月と星を頂く永遠の都の対の存在として太陽の都を置けるのではないかと考えたからである。仮定に仮定を重ねている。
3つの永遠の都の順番は不明のため並列にしている。重要なのは指殺しの刃と指遺跡の追憶を複製できる霊廟。これらがある事によって、永遠の都が暗黒によって滅ぶ以前にメ―テールという最古の流星が飛来していたことがわかる。
竜の時代を微妙に永遠の都よりも古くしているのは竜人兵の存在の為である。ノクステラの竜人兵は空を知らない為、地下に滅ぼされてから生まれた事がわかる。では地下に滅ぼされる前に永遠の都が竜に出会ってなければいけない。となれば、永遠の都の時代に竜たちは既に存在していたのだ。
黄金樹前史
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永遠の都がアステール・メテオによって破壊し尽くされた後、狭間の地は混乱期に入る。黄金樹勢力が現れるまで明確な勝者はおらず、各地方をそれぞれの勢力が牛耳っていたものと思われる。
永遠の都の末裔は方々へと散り、名も無き、ノクス、ノクローンを経て更に分かれたのだろう。ノクスの末裔は星見からカーリア、ノクローンの末裔はサリア、そして輝石の魔術師たちはレアルカリア学院を立ち上げる。その他には現在は失地の騎士となっている者たち、飛竜や老蛇、影の地の角人などが乱世の勢力として挙げられる。
セレンの追放の時期は明確ではない。レナラが学院の長となっていた時期~レナラとラダゴンの離婚の間だろう。トープス長生きだな。
黄金樹の時代
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黄金樹の時代。その時代の始まりは剣の石碑にある。巨人戦争の終結と共に高らかに宣言された。おそらくはマリカを神としゴッドフレイが王としてエルデンリングを掲げたのだ。
宵眼の女王との争いは巨人戦争よりも後に配置した。理由としては「神狩りの黒炎」に魅入られた黒炎僧兵の存在だ。これがただの黒炎ならば時代特定は難しいのだが、「神狩りの黒炎」である。黒炎から神狩りの力が失われたのはマリケスが宵眼の女王を破り運命の死を封印した後の出来事である。であれば黒炎僧兵が魅入られた「神狩りの黒炎」はマリケスと宵眼の争いの前になる。しかしテキストだけを見るならば神狩りの剣の戦技女王の黒炎は「神狩りの黒炎」なのだ。では神狩りの剣が存在していれば、いつでも黒炎僧兵足り得たのだろうか? ここからは解釈の話になるが、黒炎から神狩りの力が失われていて、それは運命の死の封印に起因するとしたらどうだ。ならば運命の死の力とは神狩りの力であり、マリケスの黒き剣の力とは「最大HP減少」だ。女王の黒炎に「最大HP減少」効果は付随していない。という事は、神狩りの剣の女王の黒炎は現在、神狩りの力を失っているのだろう。ならば黒炎僧兵が魅入られた時期は、巨人戦争の後の火の監視者が創立して以降、宵眼の女王とマリケスが争う以前だと解釈できる。
捧闘で闘士たちがヒール役として蛇のモチーフを使ったのも宵眼の女王との争いが原因かもしれない。この解釈は神肌に蛇の諸相を見るかどうかによる。
メスメル軍の影の地の聖戦のタイミングだが、ゴッドフレイが健在であった時期というのは相違ないと思われる。レラーナが家を捨てたとあるので、レアルカリアと黄金樹がまだ争っていた時期、具体的には第一次リエーニエ戦役のあたりではないかと思っている。レアルカリア学院と黄金樹が和睦をしてたのであればレラーナが家を捨てる必要などない。敵軍の将に仕えるからこそ、レラーナは二心なきを示すために捧闘を舞い、家を捨てたのではないだろうか。この時はまだ影の地への遠征、聖戦は”帰還できる”ものであったのかもしれない。
ラダゴンの時代~陰謀の夜
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ラダゴンの時代に原理主義が生まれ、坩堝が禁忌とされていく。結局のところ、黄金樹のはじまりにあった坩堝とは、黄金樹がある以前から坩堝があり、坩堝を糧として黄金樹が成りなったのだろう。DLCが出る以前の坩堝の祈祷のテキストからは坩堝が黄金樹以前からあったのかが明確ではなかった。黄金樹が全ての生命の源だと思った人もいるかもしれない。実際には黄金樹より前の時代も描写がある為、しっかりテキストを読んでいれば騙されはしないだろう。
ストームヴィルの地下にある死王子の瘡が、死王子の分け身の骸だということが影の地で判明する。分け身の骸という描写は、実はミリセントとマレニアの関係で描かれていたのだが、本体と同じ末路を分け身も辿る…そんなの気付きませんよフロム。結果として分かりやすくテキストで示してもらった事により、ストームヴィルの地下の顔も死王子の分け身だったとわかった。なお茨の呪いに関しては未だにわからないままである。
死の騎士もゴッドウィンが死王子になった後に影の地に行っているので、神眠りの繭の他に入り口があったようだが…果たして?
破砕戦争~褪せ人の帰還、本編開始
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ここにモーグウィン王朝や聖樹の切開などが入る予定だったが…力尽きました。
あとがき
実は重要な情報がこの時系列から抜けている。メ―テールとエルデの獣の飛来時期だ。それ以外にも多々抜けている場所があると思うがコメントなどで追記してくれると嬉しい。ブロック分けしているので反論や異論があったとしても柔軟に対応できると思っている。
時系列のまとめは過去に何度か挑戦していたが、ようやく形にすることができた。この形式ならダクソとかもできそうだが、3作品に跨っているのでマジ大変。誰か一緒にやって欲しい。
EldenRingDLCの個人的感想
まえがき
個人の感想です。ネガティブな部分の方が書きやすいですが、個人的に凄く楽しんでいるので貶めたいという意図はありません。考察ではないのでつらつらと駄文を書き連ねたい。
DLC
楽しかった。(小学生の感想)
・ストーリー
考察系のブログなので最初は物語に焦点を当てようと思う。
ミケラ
まずミケラという存在の描き方はとても良かった。永遠に幼いという評価の実体が外見的肉体的な幼さだけでなく、精神的に無垢であることをあれほど描かれるとは思っていなかった。強大な力を持った(精神的な)幼子というものは かくも恐ろしいものだろう。アンスバッハが無垢の無知に言及しており、良い解説役となってくれた。
個人の偏見だが、幼子というものは約束に固執するものであるし善悪というものが定まっていない。善悪を定めるのは社会規範や宗教、倫理の役割であるから、幼子にとっての善悪は家族という小さな価値観の中に留まる。魅了という他者を支配する力への葛藤すら無いだろう。
針の騎士レダ
レダは有害な働き者という印象だった。魅了が壊れた直後に粛清の対象を決めようとしたり、不穏分子を自分で決定して積極的に排除しようとする。組織にいたらまっさきに首を斬らないと組織そのものが潰れるような人材… 動機が「ミケラの為」で手段が「粛清」しかないという不器用なキャラクターである。ミケラから直接祝福を受けている事も相まって、魅了が壊れてもミケラへの信奉は続いている。ある意味でミケラの描く優しい世界を体現しているようにさえ感じるが、考えすぎだろうか。発売前に素顔が晒され好印象を与えてからの落差で風邪をひきそうだった。
アンスバッハ
もはや云う事は無い。イケオジ。日本語CV清川 元夢(妄想)
血の王朝から影の地に訪れたプレイヤーを待つ血盟騎士のひとり。物語の導入から真相の究明、ラダーンを倒す動機まで丁寧にプレイヤーを導いてくれる。顔も武器も言動もイケメンの枯れたオジサン。フロムの爺さんにしては弱い。
ストーリーというよりはキャラの印象という形にはなったが、そもそもメインのお話が難解なので許してほしい。ミケラやレダに対する私の感想は、キャラを推す人から見ればネガティブなものに見えるかもしれない。だが私は物語はキャラ個人ではなく役割で見てしまうので、敵役がしっかり敵役をしてくれている事に好感を得るのだ。こいつは倒さないとヤバイと思わせられたのならば、それは物語に上手に乗れたという事。そういった意味ではメスメルは敵役として不適切でさえあった。角人への粛清を考えれば討たれて当然かもしれないが、褪せ人にとっては遠い過去の話であり、覇権勢力は少なからず敵対勢力に被害を与えている。まして角人を焼くマリカの動機も描かれている。メスメルを討つ理由はトゲの封印を解くためであり「ぼくの狂い火じゃダメかな?」と何度も思った。ダメだった。なんでやねん。
・フィールドMAP
本編での問題点は広く平面的なMAPと寄り道にあたるダンジョンがほぼ全て行き止まりだった部分。DLCでかなり改善された。MAPは立体的に重なり、小規模ダンジョンや洞窟が新しい風景へと続くようになっている。程よい地図の目印が重層的な地形で目隠しをされている為、探索の楽しさは本編より数段改善されたろう。訪れた場所の景色は絵画的でどこも綺麗で探索の楽しさを教えてくれる。代わりに探索の報酬アイテムがしょっぱいのは…MAP構成とは別の問題だと思うのでここでは捨て置く。
・戦闘
弾きが導入された。もともと回避から攻撃というシンプルな戦闘をしていたダクソから発展して、体幹を崩して敵の隙を作り出すというコンセプトにエルデンリングは変化した。防御の手段が増えた事で装備構成に広がりを見せた。
ボス戦についてはマレニアで既に難しすぎると感じている私はDLCラスボスはほぼ無理ゲーだった。DLCが壮大な寄り道ではあるので、そのラスボスの難易度と考えればそれほど問題ないだろう。RPG的な攻略法は用意されているのだから。
・武器強化システムに対する愚痴
DLCの鍛石のドロップ率を本編に反映して欲しかった。広大なフィールドを探索して手に入れた武器、それを強化しないと実戦投入できないという煩わしさは最も明確な不満点である。影樹の加護によって武器ではなく能力値を強化する方式が導入されたので、次回作に期待である。
・オープンフィールドに対する感想
フロムで最も売れたタイトルとなったエルデンリングだが、オープンフィールドとの食い合わせは悪かったのではないかと思う。景色の見せ方など卓越した視線誘導が行われているので全てをネガティブに捉えているわけではない。その上で、構築された世界観を描き出すために地続きのフィールドを用意しなければいけないというのは制約が多かっただろう。これがデモンズ形式であれば、例えばフレーバーテキストにあった古の戦場跡のステージを攻略するのだ…というような導入で色々なMAPを自由に配置できたかもしれない。すべてを描くとむしろ世界を狭く感じてしまうのだから表現というのは難しい。
総評
ダクソ3が完成度の高いアクションRPGだとすれば、エルデンは昔ながらの理不尽はRPGを体験できる実験作だと思っている。粗削りだが噛めばずっと味がするのだからコンセプトがしっかりしているのだろう。次回作がどのようなものになるか楽しみである。
ハンドラー・ウォルターとは何者か?
前置き
ハンドラー・ウォルターとは何者なのか? ここでは”ウォルター第1助手息子説”と”ウォルター第1助手説”の2つを私なりにまとめてみる。
結論として”息子説”の方が確度は高いが、STK=STV、第2助手=カーラなどと考え出すと第1助手=ウォルターという線も完全には消えない。しかしその為には複数の前提が必要となる。
- 説によって情報の解釈が違うため色を変えて表記
- ウォルター=第1助手息子説(以下 息子説)は赤色
- ウォルター=第1助手説(以下 第1助手説)は青色
”息子説”では、木星に逃れた第1助手の息子がミシガンという友人に出会い、しかしコーラルの災禍の再来を予見してルビコンへ赴いたという具合だ。シンプルかつ強固な説である。
第1助手説では、第1助手を可能な限り好意的に解釈している。第1助手が狂気の研究にのめり込むきっかけすら、第1助手の妻の犠牲に起因しているのだろうと推測する。アイビスの火を経て正気に戻った第1助手が自らの罪の清算のため、実験の犠牲者となった強化人間たちを集めナガイ教授と同じ道を辿ることが使命だと思い込む…といった具合だろうか。621への優しさは息子と向き合わなかった故の代償行為なのだろう。
ハンドラー・ウォルターとはどういった人物なのか
結論:善性を持った悪人
ウォルターとは、目的の為に多数の犠牲をいとわない人物である。ウォルターの目的はコーラルを焼き尽くす事。その方法は大災害アイビスの火の再現であり、犠牲者の規模は計り知れない。旧世代型強化人間を戦場に投入し結果として使い潰すことにもなっている。
またウォルターには善性を感じられる描写も多い。物語の冒頭でウォルターは621に対し「再手術によって普通の暮らしを取り戻す事ができる」と言う。その言葉が本心であったことは解放者ルートでわかるだろう。各所で621の選択を尊重する様子も散見される。
621に対する姿勢を代償行為と見るか、優しさだと捉えるかはプレイヤー次第だ。
ルビコン調査技研の関係者
調査技研所長 ナガイ教授
- コーラル研究の第一人者。ウォルターの語る”善良な科学者”と目される人物。コーラルの破綻を予見し単独でアイビスの火を起こした。第1助手の狂気と、その妻の犠牲に自責の念を抱いている。
第1助手
- ウォルターの語る”ある科学者”と目される人物。家族を捨てコーラルの研究に没頭し、強化人間に連なる狂った成果を生み出した。STK遺構では精神混濁状態とされている。
第2助手
- 英語ではSheと表記される。玩具を作るのが得意。ナガイ教授の教え子。コーラルを観測し続ける業を背負わされた。
第1助手の妻
- 「研究は彼(第1助手の息子)の母親を奪い」の一文でのみ登場。コーラルの研究による犠牲者と思われる。
第1助手の息子
画家STK
情報ログの解釈
この辺りから息子説と第1助手説で解釈の違いは起こってくる。
文書データ:ナガイ教授の口述筆記(1) 残骸から抜き取った文書データ ルビコン調査技研所長 ナガイ教授の口述筆記が 散逸したものと思われる ---------------- コーラルは自己増殖する生体物質であり その増殖速度は個体群密度の影響を受ける 例えば真空状態 これは蜜度を最大化する理想的環境のひとつと言える 重要なのは密度効果による 「相変異」の兆候を見逃さないことだ それは人類には制御できない破綻となる
第1助手の様子がおかしい 明らかに研究に取り憑かれている Cパルスで人間の知覚を増幅するなど 理屈は通っていても許されるものではない 可能性が人を狂わせる コーラルはその最たるものだ
第1助手の子息をラボで引き取ることにした 寡黙で気丈な 鉄のような少年だ 研究は彼の母親を奪い 父親を狂わせた 私を恨んでも良いだろうに… 第2助手の力も借りることにしよう あれは玩具を作るのが得意だったはず 少年が笑ってくれると良いが
息子説では第1助手の人物像は狂った科学者と解釈する。根拠は口述筆記2にあり、コーラルの可能性に着目し非人道的な実験に手を染めた人物だと読み解く。第1世代型強化人間手術の成功率は1割にも満たないのだ。その所業は優しさを残したウォルターという人物像にそぐわない。また寡黙で気丈、鉄のようだと評される少年の描写が、目的遂行のために意志を貫くウォルターの人物像と重なると考える。
息子説への反論(クリックで展開)
特に反論すべき点は見当たらない。強いて上げるならウォルターが非人道的な行いを”する”人物であるという点だろうか。
第1助手説でも第1助手がコーラルの研究で非人道的実験とその成果を為したとする評は変わらない。しかし、第1助手を最初から研究に取り憑かれた狂人であると断じていない。ナガイ教授の随想録には「私を恨んでも良いだろうに…」という言葉があり「母親を奪い、父親を狂わせた」原因がナガイ教授にあることを示している。第1助手が狂うに値する出来事が技研の研究室であったと解釈する。
第1助手説への反論(クリックで展開)
第1助手=ウォルターとする為に第1助手の人格を好意的に解釈しすぎている。ナガイの台詞はコーラル研究の責任者としてのものであれば、第1助手の妻の犠牲の原因がナガイにあるとは限定しきれない。
画像データ:STKの遺構 アイビスの火に巻き込まれ死亡したとされる 半世紀前の巨匠「STK」の遺構 その作風はAI画家たちに取り込まれ そして消えていった ---------------- STKメモ ・教授 2人の助手 少年 ・助手1 精神混濁 少年 目の奥に光
息子説ではSTK遺構は「アイビスの火」直前に描かれたものだとする。この時、第1助手は精神に異常をきたしており、到底アイビスの火を生き延びる事はできないと解釈する。
第1助手説では、STK遺構は口述筆記3の息子がラボに引き取られた時期だとする。第1助手の精神混濁はコーラルの実験によるものか、あるいは妻の喪失によるものだと解釈する。
第1助手説への反論(クリックで展開)
精神混濁状態からの復帰が描かれていない。
ウォルターの台詞 仕事の前に ひとつ昔話をしよう ある科学者がいた 家族を捨てコーラルの研究に没頭した男だ 狂った成果が山ほど生み出された 強化人間もそのひとつだ 善良な科学者もいた 男の罪を肩代わりし 全てに火を点け… そして満足して死んだ …この話には教訓がある 一度生まれたものは そう簡単には死なない 621 昔話は終わりだ 仕事を始めるぞ
息子説では、この昔話は第1助手たる父親(ある科学者)とナガイ教授(善良な科学者)を語っているものとする。父親のしでかした事の清算をするのだという、改めての決意表明だろうか。それは呪縛であり、秘めた自由意思への憧れは621に託していたのかもしれない。レイヴンの火の最後の通信が思い起こされる。
第1助手説では自身の事(ある科学者)とナガイ教授(善良な科学者)の事を語っているものとする。”肩代わりして火を点け、満足して死んだ”とは、第1助手が「アイビスの火」時点で死亡していない事の示唆とも取れる。自身の罪の清算をしようと述懐する様子だ。
ウォルターとミシガンの関係
いつ以来だ ハンドラー・ウォルター! 貴様の猟犬にはクソほど煮え湯を飲まされた よくも抜け抜けと連絡してこれたな
息子説ではウォルターがミシガンと知り合ったのは木星。その根拠はアイビスの火の独白で少年が木星まで逃げ延びたであろう事が語られている部分だ。ミシガンは木星戦争の英雄であり、台詞からも何度も戦場を共にした様子が伺える。
第1助手説でも木星でミシガンと出会ったとする。ハンドラーとして独立傭兵を使い荒事をしている中で知り合ったのだろう。問題があるとすればウォルターが木星へ行った動機だが、来たるべき破綻に備え地力をつけていたと考えるのが妥当か。解放戦線の実質的指導者ミドル・フラットウェルも星外企業に潜伏している。死亡しているとは言え旧型の強化人間617~621を5名所有しており、ヴェスパーが8名、レッドガンが7名と考えると個人としては最大の規模だ。
観測者「オーバーシアー」の使命と動機
観測者の使命はコーラルの破綻が訪れる前にコーラルを焼き払う事にある。
息子説ではウォルターの動機の根底に強い使命感がある。コーラルとは母親を奪い父親を狂わせた元凶の物質である。その根絶を目的とし、犠牲を厭わない姿勢は鉄のようだと評された少年のそれだ。ナガイ教授の望んだ”友人”は、少年にとって犠牲となった観測者たちであり、その遺志を継ぐ者がハンドラー・ウォルターである。
第1助手説では罪の清算がその動機と解釈する。半世紀を経て善良な科学者に続いて火を点ける。家族のように621の平穏を願う。それらは全て過去の清算であり、その善性にすら見える代償行為こそがハンドラー・ウォルターという人物であるとする解釈だ。
アイビスの火から逃れ観測者となるまで
息子説ではほぼ確実に木星へ逃れたであろうことが「映像記録:アイビスの火」で確認できる。如何にして観測者と出会ったのかは想像に任される。
第1助手説では善良な科学者の罪の肩代わりによって”第1助手は死んでいない”と解釈する。観測者たちが第2助手によって作られた組織ならば、繋がりはあって当然だろう。
最終安全弁HALへの搭乗
息子説ではHALは初見でありその搭乗には訓練を要するだろう。アーキバスに関わらずともHALを操縦している為、パイロット適正は最初からあったものと考えるしかない。
第1助手説ではコーラルの技術者であるという事を鑑みるとHALへの登場はむしろ想定されていたものと思われる。それが”許されていたか”を抜きにすれば、ナガイ教授に次ぐ搭乗者としては最も適性が高い。
年齢
息子説 遺構10~19才、50年後の本編60~69才
第1助手説 遺構30~39才、50年後の本編80~89才
アイビスの火以前から傭兵をしているスッラや、青年期にコーラルを浴びていたドルマヤンが元気にACを動かしている。少年の年齢も幅をとったが、おもちゃを与えられる年齢と考えればもっと若いかもしれない。ACの操縦は脳さえ機能していれば問題ないのだろうとファクトリーの文書から読み取れる。
戯言
息子説は手堅く、第1助手説は恣意的と言って差し支えないだろう。というのも私自身は情報ログで息子の存在を知らずにクリアしたので、善良な科学者についての独白はウォルター自身のこと以外に想像の余地はなかったのである。
第1助手説を支持するのならばSFの知識が必要。カルダシェフ・スケールはSF世界における技術力の進歩を計るものだ。AC6は最低でもタイプⅠ文明であり、惑星そのもののエネルギーを全て利用できる状態にある。かつ恒星間航行が最低でも半世紀前に確立している。そしてザイレムはアイビスの火を生き残り、その機能は健在。621がザイレム内で休眠状態であったように、AC6世界の技術力を計るのであれば、カーラの若さの秘訣やSTK=STVなどを解決する手段はしっかりと示されている。つまりザイレムがあれば第1助手がアイビスの火を逃れることは造作もないことなのだ。
息子説で個人的な引っかかりがあった。既に解決済みであるが述べておこう。息子が観測者達と出会う流れが不明だったのだ。そこを補おうとすると、少年に災禍の責任を負わせる観測者たちが鬼畜集団になってしまう。その違和感を解決する一手が不足していた。
結論:スッラ
第1世代強化人間であり、非人道的なコーラルの実験の被験者であるスッラは技研と浅からぬ関係を持つ。加えてウォルターとルビコン”外”で面識がある数少ない人物でもある。自らの出自を第1助手の息子に告げ、技研の生き残りの観測者たちの情報を漏らし、ウォルターの意識をルビコンへ向けさせる動機が十分に存在する。少年、あるいは青年だったろうウォルターが使命に囚われるカードを全て所持しているのがC1-249 スッラだ。
以下、必要そうな1次情報
文書データ:ナガイ教授の口述筆記(4) 残骸から抜き取った文書データ ルビコン調査技研所長 ナガイ教授の口述筆記が 散逸したものと思われる ---------------- まずい コーラル潮位が異常な速度で上昇している この共振は相変異の… 計算しろ 猶予は? 47時間2分16秒 間に合う アイビスを出せ!
文書データ:ナガイ教授の口述筆記(5) 残骸から抜き取った文書データ ルビコン調査技研所長 ナガイ教授の口述筆記が 散逸したものと思われる ---------------- 技研もルビコンも壊滅は避けられない 問題はそのあとだ 変異波形発生の兆候も見られる 観測を続けなければ 頼れるのはもはや第2助手しかいない 私にできるのは 教え子に業を背負わせることだけだ…
映像記録:アイビスの火 残骸から抜き取った映像記録 ルビコン調査技研所長 ナガイ教授の独白と思しき 音声が含まれている ---------------- 残り12分 やるべきことは全てやった アイビスの火を見届けるのは私ひとりで良い あの少年は強く生きていけるだろうか 木星には友人もいる きっと良くしてくれるだろう
シンダー・カーラの台詞 ビジター 昔話をしようか アイビスの火が この惑星を焼き尽くしたあと… 決して表には出ない ある組織が作られた 観測者たちの結社「オーバーシアー」 コーラルの増殖傾向を計り 「破綻」が訪れる前に… 焼き払う それが使命だ 私やウォルター… そして死んでいった「友人」たちのね RaDは退屈しない隠れ蓑だったが いよいよ本来の仕事をする時が来たってわけさ 本題に入ろうか あんたもザイレムには行ったことがあるだろう 技研の作った洋上都市だ あそこには来たるべき破綻への備えとして ちょっとした機能が隠されている そいつが今の状況には必要なのさ RaDの技術者が総がかりで ザイレムのコントロールを奪いに行く あんたにはしゃしゃり出てくるに違いない アーキバスの相手を任せたい
…よく持ちこたえたね ビジター この都市の… 本当の姿 見せてやろうじゃないか…!
…あいつが残していった情報が役に立ったよ 恒星間入植船「ザイレム」 ウォルターの置き土産さ