インタビューまとめ

概要
インタビュー記事から主に世界観についての記述を抜粋
マーティン氏と宮崎氏による合作部分に注目


『エルデンリング』開発に協力した『ゲーム・オブ・スローンズ』原作者、プレイしていないと告白。ハマりすぎる性格のため

フロム・ソフトウェアからは「5000年前に起こったことが、世界を完全に破壊し、現在が本当に破壊されてしまうことを書いてほしい」と頼まれたそうです。そこで全ての登場人物がどんなキャラクターで、誰と殺し合いをしていて、どんな力を持っているかを「歴史」として書いたとのことです。
マーティン氏の発言元動画該当箇所は6分~8分


2022-01-28
George R.R. Martin May Be Shocked To See What His Elden Ring Characters Have Become

“When Martin wrote these characters, and when he provided that origin story that mythos for the world of Elden Ring, these demigods were much closer to their original form, and maybe closer to human form back then, before the Shattering, before it all started. So it was more up to us to interpret this and say, ‘how did they become such inhuman monsters? And how did the mad taint of the shattered shards of the Elden Ring and its power affect them?’ So that was our job to take these grand heroes and sort of misshape them and distort them into something they were not,”

翻訳

「マーティンがこれらのキャラクターを書いたとき、そして彼がエルデンリングの世界の神話であるという起源の物語を提供したとき、これらの半神は元の形にはるかに近く、おそらく、粉砕の前、すべてが始まる前の当時の人間の形に近かった。 . したがって、これを解釈して、「どうやって彼らはこんなに非人道的な怪物になったのか?」と言うのは、私たち次第でした。そして、エルデンリングの粉々になった破片の狂気の汚染とその力は、彼らにどのような影響を与えましたか?そのため、これらの壮大なヒーローを取り上げて、形を崩し、そうではないものに歪ませることが私たちの仕事でした」


2021-06-14
ついにその真相が明かされる『ELDEN RING』――宮崎英高ロングインタビュー

「今作に登場する大ボスはどれもマーティンさんが書いてくれた神話の登場人物なんですよ。半神(デミゴッド)と呼ばれる古い英雄たちで、彼らは砕けたエルデンリングの欠片を通して歪んだ力を得て狂った、というのが今回のボスたちです。どのボスもなんらかの形で英雄的だったり、神話的だったりする部分を持たせています。単なる化け物ではなくて、かつては英雄であり、神だったという設定を非常に重視して作っていますね。もちろん、あくまでフロム・ソフトウェア的な意味での英雄や半神なので、にわかには信じてもらえないのかもしれないんですけど、そういうテーマでやっています(笑)」


2021-06-14
『エルデンリング』国内独占インタビュー。フロム・ソフトウェア最大規模となる新しいダークファンタジーをディレクター宮崎英高氏が語る【E3 2021】

「我々が作るゲーム本編のはるか昔、その前提、土台となるような神話を書いていただけませんか」という話になった


――主人公の“褪せ人”とはどのような存在なのでしょうか?

宮崎 この世界には“狭間の地”と呼ばれる、黄金樹に祝福された土地があります。その地は、マーティン氏の神話の舞台であり、“デミゴッド”と呼ばれる一族、神たる女王マリカの血を受け、とくに強い祝福を受けた英雄たちが治めています。そして、その“狭間の地”にあるとき、祝福を失くす人々が現れます。

祝福を受けた者は、すべてその瞳に黄金の光を宿しているのですが、その光を瞳から失ってしまった人々です。彼らは、瞳にあるはずの黄金の光が褪せてしまった人々ということで“褪せ人”と呼ばれ、“狭間の地”を追放されてしまいます。本作の主人公となる“褪せ人”は、そうして“狭間の地”を追放された人々の子孫なのです。

そしていま、黄金樹の祝福の根源たるエルデンリングが砕けたとき、“狭間の地”の外にある“褪せ人”のもとに、かつて失くした祝福が、ふたたびもたらされるわけです。“狭間の地”、エルデンリングへと誘い、その王になれと囁く“導き”として。


――マーティン氏の参加がなければ生まれなかった世界観もあるのでしょうか?

宮崎 はい。それは間違いないと思いますね。マーティン氏が書いてくれた神話は、とても魅力的なものでした。神秘的で厚みがあり、キャラクターのドラマは、複雑な血縁と関係性の上に成り立っていました。それは神話であると同時に歴史、あるいは叙事詩でもあり、我々に、いままでにない新しい刺激をたくさんくれるものでした。


2022-01-27
『エルデンリング』宮崎英高氏ミニインタビュー。キーワードでもある“自由度”は、攻略、物語進行、戦術、キャラクタービルドの自由度


2022-02-25
『エルデンリング』宮崎英高ディレクターインタビュー。脅威と未知に満ちた世界、自由な冒険と手に汗握る戦闘、勝利への達成感……本作に込めた思いを語る

――マーティン氏に神話の執筆をオファーする際に、“リング”を巡る物語であるとか“黄金樹”といったキーワードなど、何かしらの具体的なコンセプトを説明されたのでしょうか?

宮崎 はい。当初は“リング”とは呼ばれていませんでしたが、エルデンリング的な存在と、それが砕けるという契機のイメージは、お話ししたかと思います。


宮崎 狭間の地の人々は、黄金樹に祝福され、その瞳に黄金の光を宿しています。けれど、やがてその光を失う人々が現われ始めます。彼らは“褪せ人”と呼ばれ、狭間の地を追われるわけですが、その子孫が主人公であり、ほかの褪せ人たちであり、といったことになります。

そしてエルデンリングが砕けた後、狭間の地を追われた褪せ人たち、死にきれずにいた者たちに、祝福の導きが訪れます。狭間の地に戻り、エルデンリングに見え、エルデの王になれと。それが本作の始まりです。


宮崎 デミゴッドに共通するデザインコンセプトは、英雄的であることですね。

もちろんそれは、我々が広義で解釈する“英雄的”ということですし、かつて英雄であった者たちが、敗れ、堕落し、歪み、変質し、異形になり果てた、といったところまでを含んだものですが。


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