エルデンリング 各用語の解釈

・概要
ここではエルデンリングに登場する造語について筆者の解釈をまとめる。


・エルデンリングと律とエルデの獣

『Elden Ring』はこの世界を定義する神秘的な要素、ルール、リズムですね。

宮崎氏のインタビューでは以上のように語られている。

エルデンリング
 エルデンリングとは世界を定義する法則を示す。 ただし、その内容は内包される律(Order)によって変化する。


 律とは法則(エルデンリング)に指向性を持たせる要素の事である。 勢力によって異なる律を信奉し、現行の黄金律を打倒しようとしている。 黄金律の他には腐敗の律や冷たい夜の律がある。 また黄金律のまま改変が行われる場合もあり、その際は修復ルーンが必要となる。

エルデの獣
 大いなる意志によって狭間の地に送られた一匹の獣。 律の具現とされ、のちにエルデンリングになったという。 しかし、エルデの獣とエルデンリングは同一ではない。
エルデの獣を殺害してもエルデンリングは消えない。 一方でエルデンリングが砕かれた時に負ったであろう傷が、エルデの獣の腹部にも存在する。
 これを先に述べた律とエルデンリングの関係に照らし合わせるならば、エルデの獣はエルデンリングに内包された律が姿を現したものであると言える。
エルデンリングが砕けると内包された律もまた傷つくが、律の具現が倒されたからといって世界の法則という枠組み(エルデンリング)そのものが壊れるわけではない。


・外なる神と大いなる意思

異なる2つの解釈がある。

1.大いなる意思は現状で狭間の地を支配している外なる神の一柱 説
 大いなる意思を唯一絶対の存在としない解釈。
 外なる神には腐敗の湖に封印されたモノや 狂い火がある。 その他にも神と名の付くものは、エルデンリングの幻視の器となったマリカ、火の巨人に封じられた悪神、 エルデの獣も討伐時「GOD SLAIN」と表記される。  いまエルデンリングを動かす律を司る神が「大いなる意志」と呼ばれる説。

2.大いなる意思は外なる神の上位存在である
 大いなる意思を唯一絶対の存在とした解釈。
 大いなる意思が外なる神達を遣わせ、更に外なる神たちは眷属を使って狭間の地で勢力争いをしているという説。
 この説は全てが大いなる意思によって左右されてしまう為、個人的に好きではない。 宮崎氏にしろマーティン氏にしろ、大きな運命に逆らう意思を描くことはあるが、この場合は逆らえる要素があまりにもない。


・神人とデミゴッド

デミゴット
 デミゴッドとはマリカの子である。 ラダゴンとレナラの子は外戚としてデミゴッドとなったとされるが、ラダゴン=マリカであるので外戚とは方便である。

神人
 神人とは律の幻視を宿す器である。
 ゴーリー曰く「古い時代が終わった時、神となり新しい律を掲げるべく生れ落ちる存在」
 神人は宵眼の女王、ラニ、マレニア、ミケラであり、名言はないがマリカも神人であったと考えられる。
神人は二本指によって見出されているが、二本指が神人の素質を与えているわけではない。
ミケラとマレニアは神人の素質を「ただ一人の神から生まれたが故」としている。つまり神人とは肉体の素質に依存したものである。
一方で律は肉体に依存しない。肉体を捨てたラニが冷たい夜の律を掲げている。

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褪せ人

 褪せ人とはゴッドフレイと共に祝福を奪われた戦士たちの末裔である。
 狂い火に感染するという褪せ人のみの特徴を有する(例外あり)